事務局ブログ

パイドパイパーに
 ついていったら
 (岩永正敏)

3月11日まで、
  3月11日から。

 ├伊藤雄三

 ├小野一穂

 ├サエキけんぞう

渋谷から亘理へ

被災した子どもさん
  のご近所の方へ

MOC俳句愛好会

 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 渋谷から亘理へ

速報!わたりだより#4                2011.06.15

 

twitterでしかご報告していませんでしたが、(ごめんなさい;)
先週末、伊勢かんとく一行とmocプロジェクトのメンバーが、亘理へ行っておりました。
無事に戻ってまいりましたので、ご報告させていただきます。
東京は薄暗い雨模様だったので、向こうはどうかな…と心配していましたが、
雨は降らず、二日目はお天気!だったようです。
支援物資のご提供をいただいた皆さま、今回もありがとうございました!
 
震災からちょうど3ヵ月目にあたる6月11日。
ボランティア4回目となるデザイナーの森岡さんとMOCメンバーを含む7人が
11~12日に亘理町へ行ってきました。
 
11日はFMあおぞらの看板をリニューアル。
森岡さんは事前にFMあおぞらスタッフや役場の方の意見を聞いて、
デザインを決めてもらっていたそうです。
FMあおぞらの前で、前日から亘理に入っていた伊勢かんとくチームにも見てもらい、
“取り付け作業”を開始。(両面テープでピシッと貼るのは難しいのです)


 
FMあおぞらにいる間に、数人の町民の方が
ラジオを受け取りにいらしていました。
ラジオを渡す前には、
アンケートに答えてもらっているそうです。
サトロさんの後ろで聞いていると……
 「津波の時にラジオを聞いていましたか?」
 「防災放送は聞こえましたか?」
 「いまどこに住んでいますか?」
など、きめ細かな質問項目に沿って
やりとりしています。
 


  こうした一人ひとりの声は、
  ラジオが災害時に必要なメディアだという
  証言になっていきそうです。
  渋谷から亘理に届けたラジオも、
  こうやって一人ひとりに
  手渡されていることがわかって、
  嬉しいと同時に、FMあおぞらの皆さんに
  感謝したい気持ちになりました。
 
 
 
 
今回、森岡さん以外は初めての亘理町、初めてのボランティアで緊張気味。
12日、男性6人は災害ボランティアセンターへ行って、被災した家の片づけボランティアに。

実は前日、被害の大きかった吉田浜周辺を見に行きました。
前回、森岡さんが片づけボランティアをした方の家のそばを通った時に、
ちょうどその家のご夫婦が外で作業中。
車に積んでいた缶詰を手にごあいさつだけ、と思って話しているうちに、
明日も手伝ってもらえたらいいな~という雰囲気に……。

「ボランティアに手伝ってほしい」という要望は
災害ボランティアセンターに出すのが
基本ルールなので、
それをお願いして別れたのですが……
さて、12日の朝……。
 
うまくマッチングは成功して、
森岡さんチーム6人はご夫婦の要望に
お応えできたのでした!
 
 
一人、別行動をとった私は、「Let’s Go. わたり」へ。
ここは、お寺の駐車場で週5日、生活に必要な品々をそろえて、
仮設住宅やアパートなどで新しい生活を始めるための支援をしています。

 
町の民生児童委員が中心になって運営されていて、
タオルや下着・靴下、衣類、食品、文具、食器などを
寄付や義援金で購入するなどしてそろえています。
私は食器コーナーを担当。
仮設住宅には最小限の食器はあるそうですが、
「漬け物を盛る小鉢があれば」とか、
「可愛い絵がついた食器は子どもが喜びそう」とか、
みなさん真剣な目で必要なものを選んでいきます。
「おいしいの作って食べてね~」と一人ひとりに声をかけていた
ボランティアスタッフのOさんの隣で、
「落とさないように」とか「ありがとうございました!」
ということぐらいしか声がけできないまま、
10時から15時までのお手伝いを終了。
 
 
モノの支援を通じて、同じ町に住む人同士、
「この町で一緒に生きていこう」というキモチがやりとりしている、そんな現場でした。

真夏のような日射しの中、Oさんが貸してくださった日除けロング手袋、
別の方が分けてくださった首に巻ける冷や冷やタオルが、本当にありがたかったです。
 
「Let’s Go. わたり」には「わたりらっくす」というアロマボランティアがありますが、
この日は残念ながら会えませんでした。
MOCプロジェクトが事務局をしている「元気アロマ・ネット」でつながれたら、
とメッセージを託してきました。
 
東京に戻って来てすぐに、お礼状をいただきました。
「Let’s Go. わたり」は6月末ころまでは継続する予定とのことです。
[撮影・現地報告:mocプロジェクト(守内)]


男性5人が押さないと動かないようなモノが、町なかにまだ残ってるのか…と、
ちょっとやりきれなくなったりもしましたが、亘理の方たちの「笑顔」がやっぱりいいなー!
これから暑い夏がやってきますが、皆さん元気でいていただきたいです。
 
そうそう!サトロさんは、今週末の相模大野上映会に来てくださいますよ~♪
「サトロ~被災地からの歌声~」の特別上映です。LIVEもあります!
お時間があれば、ぜひ足をお運びください。
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速報!わたりだより#3                2011.05.20

 

今週初めに伊勢かんとくと一緒に亘理へ行ったスタッフが、一足先に戻ってきました。
その一人、森岡さんから報告をいただいたので、こちらでお伝えします!
森岡さんは、「風のかたち」のパンフレットやチラシなどを制作している、デザイナーさんです。
 
月曜日から水曜日まで亘理町へ行ってきました。今回で3回目です。
 
月曜は14時過ぎに亘理町に着きました。
まずは物資センターに支援物資を届け、その後は伊勢監督の撮影に同行し、僕は写真撮影。


津波の被害がひどかった吉田浜地区は、庭先まで砂浜になってしまいました。
この一帯は、イチゴ農家で財を成した「イチゴ御殿」がたくさん建っていたようです。
 
火曜と水曜は朝からボランティアでした。

水曜のボランティアは、7人をまとめるリーダー(班長)役に。
その日に使った道具や時間の管理、最後は報告レポートなども書きます。
火曜・水曜とも同じ家の片付けでした。
2日通うと支援先の人とも仲良くなりますね。
暑い中、土木作業員と引越業者を足したような作業ですが、
とても感謝され、気持ち良く仕事してきました!
 
支援することで生活が再開できそうな家を優先的に片付けしていますが、
まだまだ時間はかかりそう。
今回は、大学卒業後に就職浪人中の若者や友人のコピーライターなど、
ボランティアの協力者2人にも来てもらいましたが、
今後も一人でも多くの知人が来てくれると嬉しいです。
 
最終日のボランティアセンターでは、焼き肉丼・牛丼・豚汁などをつくりました!
そこで驚きがたくさん。
1つ目は、松雪泰子さんとキャンドル・ジュンさんが炊き出しをしていたこと。
2つ目は、20年前にサンフランシスコで知り合った女性と偶然に再開したこと。
3つ目は、絵本作家・伊勢英子さんの娘さんの石井麻木さんと会えたこと。
お互い初対面でしたが、知人に「風のかたち」のチラシを見せているとき、
彼女が声をかけてくれたのです。なんだか、不思議な縁でした。
 
そしてなによりもう一つ。
僕の誕生日が5/18だと知ったサトロさんが誕生日会を開いてくれたこと!
今回は、いろんな意味で思い出に残る亘理町でのボランティアでした。
[撮影・現地報告:森岡寛貴]

 
なんとお誕生日会!? サトロさん、ありがとうございました!
GW前はボランティアの受け入れを一時お休みしていた亘理町ですが、
現在は「県外・県内、新規・継続問わず大募集!」とのことです。
 >> 亘理町災害ボランティアセンター
 >> 宮城県災害ボランティアセンター
被災地域が広大で、まだまだすべてのことに時間が必要ですよね…。
でも、森岡さんが清掃ボランティアに伺ったお家の方と笑顔でおさまった写真を見せてもらうと、
「きっと大丈夫だ」と思えてくるのはなんだろう…。
mocも、できるときにできることをやる、ですね。
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野菜ジュース号                   2011.05.16

 

本日朝8時、伊勢かんとく一行の“渋谷→亘理”便が出発しました。
今回の支援物資の目玉は、なんといってもこの野菜ジュース。
 
どどん!

愛知県東海市にある
一太郎翁 とまと記念館」にご協力をいただいて、
約500本を調達。
 
他に送っていただいた分も合わせると、
600本近い野菜ジュースが集まりました。
今回のかんとく一行はさしずめ“野菜ジュース号”!?
 
皆さま、いつもありがとうございます!
 
Tシャツをはじめとする夏物の洋服や下着類(もちろん全部新品)など、
今回も大小合わせて約30箱の支援物資となりました。

数台ですが、FMラジオも入っています。
「亘理町の約1万世帯すべてにラジオを届ける」
というFMあおぞらが掲げる目標に近づくための小さなお手伝い、
MOCもまだまだ続けますよ~!
 
 
 
 
かんとくは、亘理から福島を経由して今週末に帰京予定。
今回の様子も、報告があり次第こちらでお伝えいたします。
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5度目の亘理へ                    2011.05.10

 

5月1日(日)~3日(火)に、またまた伊勢かんとくが亘理町へ支援物資を運びました。
通算5度目の“渋谷一丁目→亘理町”便です。
物資・カンパなどでご協力いただいた皆さまに、心よりお礼申し上げます。
 
[ご報告]
今回の支援物資は野菜ジュースなど段ボール約10箱。
DNPさんから提供していただいたカレンダーも運びましたよ~。

野菜ジュースは汎用性が高く、
支援物資センターでも喜んでいただけたようで、
そんな報告を聞くとこちらとしても
「それはよかった!」とほっとします。
 
 
 
 
サトロさんたちが奮闘しているFMあおぞらは、
臨時災害放送局としての免許期間が7月22日まで延びてひと安心…!
通信手段が充分ではない亘理町(被災地)の住民にと、
全国からFMあおぞらに集まっているラジオは4月30日までに1,476台。
このうち、1,079台が亘理町の方々に手渡されました。
多いときには、一日に50人近い方がFMあおぞらにラジオを受け取りに来たそう。
 
まだ亘理町には防潮堤がありません。そんななかで身を守るのは「素早く、正確な情報」です。
FMあおぞらは「いざという時、ラジオは味方!」を合言葉に、
亘理町の約1万世帯すべてにラジオを届けることを目標にしています。
 
来週5月16日(月)から18日(水)の予定で、
“映画もつくれる支援物資運搬隊”伊勢かんとく一行は再び亘理町を訪れます。
もし、支援物資の提供にご協力いただける方がいらっしゃいましたら、
 
 ・ラジオ(FMが受信できるもの。中古でも歓迎!)
 ・新品の下着(できれば夏用、男女・大人子ども…いずれも歓迎!)
 ・新品のTシャツ(どのサイズも歓迎!)
 
の3種類をお願いできれば非常に助かります。
受け付け期間は5月13日(金)必着とさせていただきます(急でごめんなさい;)。
MOCプロジェクト(〒150-0002 東京都渋谷区渋谷1-3-7 青山N-ブリックビル3F)、
またはいせフィルム宛にお送りください。
 
また、できるだけ長く亘理町への支援を続けるためにと、カンパ金口座が開設されました。
行く直前に必要なものを亘理町ホームページなどで確認、
カンパ金から購入して現地に運びます。
 
【カンパ金郵便振替口座】
00130-7-566413
いせフィルム亘理町支援の会 (イセフィルムワタリチョウシエンノカイ)

 
 
最後になりましたが、伊勢かんとくからのメッセージをお伝えします。
 
+++++
 
友人のみなさんへ
 
5月1日から3日まで、宮城県亘理町に5度目の支援物資輸送、そしてロケに行ってきました。
 
食料と生活必需品は全て支援物資センターに届けることが出来、
ガソリン高速代などの輸送費用のカンパも有効に使わせて頂きました。
これからも、粘り強く、応援を続けたいと思います。
よろしくお願いします。
 
2011.5.10 かんとく 伊勢 真一
 
+++++
 
今もまだ亘理町には5カ所の避難所があり、約1,500人の方が生活しています。
この人数を思えば、ごく小さなプロジェクトですが、続けます。
ご協力のほど、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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伊勢かんとくから亘理報告               2011.04.22

 

四度目の亘理から戻った伊勢かんとくより、報告がありました。
何より今回も、物資・カンパなどいろいろな形で協力してくださった皆さま。
心よりお礼申し上げます。ありがとうございました!
 
[ご報告]
ワンボックスカー2台で運んだ物資は、野菜を含めた食品類や生活用品、ラジオなど約50品目。
物資受け入れ先である体育館とFMあおぞらが、すべて受け取ってくださいました。
前回訪れた二週間前よりは物資が充実し始めている様子です。
「でも、避難所で生活している人がいる限り物資は必要」と伊勢かんとく。
野菜や野菜ジュースは今も不足気味だとか。
 ※必要支援物資は亘理町ホームページで随時更新されています。
 
街の様子は「残念ながら前回とそれほど変わっていない」とのこと。
がれきや車の撤去などは、個人やボランティアではできることに限りがあるので、
残念ながらもう少し時間がかかるのかもしれません。
 
ボランティアセンターは、活気に満ちあふれています。
高校生から定年退職された方まで、幅広い年齢の男女がボランティア活動に励んでいます。
かんとくに同行したスタッフが一緒のボランティアグループになった男性は、
埼玉県から車でかけつけ、そのまま車中泊しながら働いているとか。
「(地震の影響で)仕事が減ったから、空いたトラックに物資を積んでやってきた」
と笑う九州の運送会社の社長さんも。
住宅の中に流れ込んだ泥や土を運び出したり、遺留品や拾得物の復元や洗浄をしたり、
濃い時間を過ごした二日間だったようです。
 ※なお、亘理町では5月1日より当面の間、
  県外から「亘理町でのボランティア未経験の方」の受け入れを中止することになりました。
  詳しくは亘理町災害ボランティアセンターのホームページをご確認ください。
 
FMあおぞらのサトロさんもお元気だったようでひと安心…!
あおぞらには、ニッポン放送・文化放送の共同企画「東日本大震災被災地にラジオを送ろう」より
1,000台(!!)のラジオと乾電池が届いていました
我々が持っていったものと併せて、亘理町の方々へと配られたようです。
携帯もテレビも便利だけれど、
「やっぱりラジオよね!」「頼りになるのはラジオ!」という声が現地では多いとのこと。
亘理町住民の大切な情報源のひとつとしてFMあおぞらは育っているようです。
 
 
少しずつ、復興の兆しが見えてきました。でも、これから先がまだまだ長いはず。
必要なとき、必要なものを、ここからそこへ直接。
“ONE TO ONE”で“ダイレクト”に届けられるよう、MOCプロジェクトはこれからもお手伝いを続けます。
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速報!わたりだより#2                2011.04.20

 

今朝、再び現地からの報告が届きました。
伊勢かんとく一行の何名かは、亘理でボランティア作業に汗を流しています。
 
昨日は朝から雨でした。
伊勢さん達撮影班は、早朝5時頃に出発。
僕と同行の友人は、何か亘理の役に立てればと考え、ボランティアセンターへ。
 
ホテルを8時に出て、8時半からの受付を済ませると、担当者が仕事の説明を始めます。
ボランティアセンターに寄せられた依頼内容を一件一件、
100名ほどのボランティア達に向かって読み上げます。
自分に合った仕事内容だと思えば、そこで手を挙げ立候補するのです。
部活や市場のせりにも似た、なんだか楽しい活気が溢れてきます。
 
僕らにあてられた仕事は、個人宅の清掃。
1チーム5人編成で、何と自分がリーダー役に!
まず60才くらいの依頼者ご夫婦を車で避難所へ迎えに行きます。
その後15分ほどで清掃の現場に到着。雨の中、屋内外の片付けを始めます。
 
依頼者の家は倒壊を免れ、何とか修復が可能な状態。
周辺の瓦礫の撤去や屋内の壊れた家具などを運び出します。
身体の不自由なご主人に細かく確認を取りながら作業を進める中で、
地震当日の惨状や震災のご苦労なども話してくれました。
最後にはお互いが深々と何度も頭を下げて挨拶をし、帰って来ました。
ボランティアセンターで簡単な作業報告書を書き、汚れた体を拭いて作業終了です。
 
さて、今日はどんな人の手伝いができるのか? 出会いが楽しみです。
今は朝7時。伊勢さん達はすでに撮影へと出かけました。
僕らも朝ご飯を食べ、宿泊先のホテルがある角田から隣町の亘理へと向かいます!

 
今も、亘理のどこかで作業をしているかな…。
仕事を決めるときの“挙手”は、確かに活気がありそうです。
「それできます!」「それ得意です!」という気持ちはパワーがありますよね~!
ただ、ボランティアの状況は日ごとに変わっていきます。
もし「自分も!」と思われた方は、下記ボランティアセンターなどで現状をご確認ください。
 >> 亘理町災害ボランティアセンター
 >> 宮城県災害ボランティアセンター
 
 『前へ、前へ!』
 
 
 
 
 
 
 
 
 

撮影・現地報告:森岡寛貴
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速報!わたりだより                 2011.04.19

 

昨朝、亘理町へ出発した伊勢かんとく一行から、報告が届きました。
 
「宮城に向かう東北道のSAでは、桜が満開でした。
 東京はすでに散ってしまった桜ですが、きれい咲いた桜は
 震災で疲れた人々の心を癒してくれることでしょう」

 
右に写っているのはハクモクレンでしょうか。きれいだなぁ。
桜もそうですが、お花見って「上を向いて気持ちよくなれる」感じがイイですよね。
 
渋谷を出発したのは朝8時。
午後の14時には亘理町の避難所へ到着し、苫米地サトロさんと合流できました。
 
 (左から:サトロさん、伊勢かんとく、撮影の石倉さん、音声の世良さん)
 
 
「FMあおぞらのスタジオの中に飾られた手作り看板は、訪れた人をほっとさせてくれます。
 14時のニュースでは、ある団体からの弔意金が、今日配られるとのこと。
 とにかく今困ってる人に少しでも早く届けて欲しいものです」

 
手づくりの「FMあおぞら」ボード。スマイルマークが輝いているぞ~(^∀^)!
 
「物資を災害センターに届け、隣接するボランティアセンターを撮影しました。
 やはり野菜は不足気味のようで、持ち込んだ野菜や野菜ジュースは喜ばれました。
 ボランティアセンターでは、学生をはじめ多くの人たちが作業から戻ったところに遭遇し、
 前回とは違って、復興への活気を感じました」

 
現地では、考えなければいけないことや、やらなければならないこと、まだまだたくさんあります。
だからせめて、亘理町の皆さんが元気でいられるお手伝いができればな…と考えています。
 

撮影・現地報告:森岡寛貴
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第二便出発                     2011.04.18

 

皆さまにご協力いただいた亘理町への支援物資が、事務所で山盛りになりました。
 
全部の品目をまとめるとこの写真の10倍くらいありました。
 

トイレットペーパーやBOXティシュ、
粘着ローラーなどの生活用品から、
FMあおぞら
を聞くためのポータブルラジオ
(手回し充電やソーラー充電タイプ)などなど、
亘理町ホームページ
でリクエストされていたものと、
すぐに使っていただけそうなものが中心です。

これらを2台の車にムギュ~ッと積んで、
伊勢かんとく一行は18日朝、亘理町へ出発しました。
 





今回は『MOC』1号でお世話になった茨城県城里町のサンキュウ農園さんの
お野菜セット2箱も一緒に持っていってもらいました。
  もちろん放射線基準をクリアしています。
大浦ごぼう、葉付き春人参、小カブに春大根、べか菜にミニ白菜にミニレタスとサニーレタス。
どのお野菜もみずみずしくておいしそう…!
お味噌汁の具材や、もし現地に塩があるならちょっと揉んで浅漬けなんかになればいいな…。
 
他にも、ちびっこ用の靴や…
 
 
AirB(NPO熱気球運営機構)と(株)ムラヤマから送っていただいたカレンダーや…
 
 
体のツボが描かれた、実用的おもしろTシャツ(!?)なども亘理町へ向かいました。
 
このツボTシャツは、これまた『MOC』でお世話になっている鍼灸師の竹村先生からのご提供です。

皆さま、本当にありがとうございます!

次回はまだ未定ですが、
これからも少しずつ、長いスパンで亘理町とつながっていきたいと思っています。
撮影:mocプロジェクト
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できることの第一歩                 2011.04.06

 

映画『風のかたち』で主題歌を歌う苫米地サトロさん。 

今回の東日本大震災、宮城県亘理(わたり)町で被災されました。

 

地震から4日目の3月15日、カメラマンの宮田八郎さんが現地に入り、サトロさんの無事を確認。

そのときの様子は、『サトロ~被災地からの歌声~』でご覧になれます。

「歌」の底力はすごい!と実感する映像です。

 

         (うた:苫米地サトロ/撮影:宮田八郎/制作:いせフィルム、ハチプロダクション)

 

そのサトロさん。

避難所で生活しながら、奥様や仲間たちと亘理町初の市民放送局である

災害ラジオ「FMあおぞら(79.2MHz)」を立ち上げました。

地元・亘理の人たちに伝えたい情報を自力で集めて、毎日放送しています。

仙台市をホームとするサッカーチーム「ベガルタ仙台」の選手も登場したり、

「FMあおぞら」の輪は着々と広がっています。

 

そんな現地の情報を知り、「私たちにできることはなんだろう」と考えて、

まずはすぐにできること=支援物資を集めることにしました。

現地に入った伊勢かんとくから、「今、亘理町の皆さんが欲しいもの」リストをもらいます。

二日間で集まったのは、下着やくつ下、生活用品、筆記用具、おもちゃ、

そして「FMあおぞら」を聴くためのラジオと乾電池など全部で53種類!

  
どれも少しずつですが、持ち寄って荷づくりしました。

 

4月4日の朝、伊勢かんとくを含む3人のメンバーが物資を積んで出発です!

  

 

その日の夕方、無事亘理町に6つある避難所のひとつ逢隈小学校へと到着。

合流した宮田さんも一緒に炊き出し作業へ!

避難所になっている小学校では、各クラスごとに十数名が生活をしています。

   ※配布が終わった後の写真でごめんなさい…!

 

 

翌早朝、亘理町の中心部から車で10分ほどの海岸へ。

津波の大きな被害を受けた場所は、民家の土台だけしか残っていません。

「砂に埋もれたおもちゃや鍋を見ると悲しくなる……」とは、現地を目の当たりにしたスタッフの言葉。

ひっくり返った車やトラクターもまだ手つかずのままです。

  
 

6日の朝に戻った伊勢かんとくによると、「まだまだ人の手が足りない」とのこと。

被害を受けた範囲があまりに広いので、がれきを撤去するにも人手と時間が必要です。

 

mocプロジェクトは、サトロさんがご縁となった亘理町とのつながりを、

これからもっと強く・太くしていこうと思っています。

渋谷一丁目から亘理町へ、

運んでいけるものをみんなで考えながら、続けていきます。

 

撮影:森岡寛貴、mocプロジェクト
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